作り手を訪ねて ・ ITALY, VIETRI SUL MARE
ビエトリ・スル・マーレ — 陶器の街で、作り手に出会う

アマルフィ海岸の西の入口に、ビエトリ・スル・マーレという小さな町があります。山と海にやさしく抱かれた、それは可愛らしい町。そして、町そのものが“陶器”でできているような場所でした。
陶器の街、ビエトリ・スル・マーレ
黄色と緑のマヨリカタイルで彩られたドームが、青空に映えます。坂の街を歩けば、どこを切り取っても絵になる風景ばかり。潮の香りと、焼きものの土のぬくもりが、同じ通りに溶け合っています。


街じゅうが、陶器のお店
通りには、陶器のお店がずらりと並びます。どのお店もカラフルで、見ているだけで心が躍ります。店先に飾られたお皿や壺、壁いっぱいのタイル——歩くたびに、つい足が止まってしまいます。




伝統の絵柄、レモン、いちじく
描かれるのは、この土地に受け継がれてきた絵柄たち。鮮やかなレモンやいちじく、太陽の顔、海の生きものたち。ひとつとして同じものはなく、どれも手描きのあたたかみに満ちています。




「これ、誰が作ったの?」——作り手に出会う
ビエトリには、職人さんが営む個人のお店がたくさんあります。気に入った一枚を手に取り、「これは誰が作ったの?」と尋ねると、「私が作ったんだよ」と返ってくることもしばしば。作り手の顔が見える——それが、この町でいちばんの贅沢なのかもしれません。



広場のカフェで、ひと休み
街の中心、海を見下ろす広場のカフェで、ひと休み。エスプレッソとジェラート。旅の途中の、なんでもない時間がいとおしく感じられます。


職人さんおすすめのお店で、海鮮ランチ
お昼は、陶器を買ったお店の職人さんがすすめてくれたレストランへ。これがまた、とびきりの美味しさでした。海の街では、海鮮パスタはまず間違いなし。あさりやムール貝のうまみがたっぷりで、正直なところ、日本で食べるよりもずっと美味しい——そう思わせてくれる一皿でした。



坂道を下れば、ビーチ
坂道を下っていくと、その先にはビーチが広がっています。陶器の街でありながら、リゾートとしても申し分なし。お買い物を楽しんだあとに、海辺でのんびり——そんな一日が叶う町です。


旅のデータ:アクセス
ビエトリ・スル・マーレへは、アマルフィからバスやフェリーで行くことができます。私たちはサレルノを拠点にしていたので、サレルノからバスで向かいました。アマルフィ海岸を観光するなら、サレルノを拠点にするのが便利で、費用も抑えられます。アマルフィの宿は、なかなかのお値段ですから。